現在絶賛キャンペーン中のグランブルーファンタジーでは、ボスの召喚やその戦闘を助けるための費用が期間限定で半額になっており、騎空士たちは己の欲望を満たすために全力で狩りを楽しんでいた。そんな中、ボスを召喚する側の騎空士たちは一様にある悩みを抱えていた。
それは『ワンパン』である。
ワンパンは救援にきた騎空士がワンアクションだけして放置するという行為で、それが半額という少ない消費ですむ現状では通常時よりも爆発的に増え、ボスの種類によっては討伐が失敗に終わるという自発側も救援側も得をしない最悪の事態が急増しているのである。
「救援とは呼んで字の如く助けることであり、放置は完全に間違っている」
確かにそうである。それが真実だ。しかし——
ワンパンのメリットがデメリットを凌駕していればどうだろうか?
【メリット】
・白兎、カグヤといったドロップUP加護がついた石を気兼ねなく装備することができる
・時短
・泥が渋くても精神的に楽
【デメリット】
・失敗することがある
・晒される
つらつらと挙げてみたが、今のシステムでは悲しいことにデメリットよりもメリットのほうが勝っている。そうじゃなくとも、時間に追われる現代人である騎空士が効率を優先して修羅のワンパンに走っているのだから、仮にデメリットが増えたとしてもワンパンを完全に止めることは不可能だろう。
一応、MVP・準MVPをとれば赤箱を得たり、または報酬箱を1つ多く貰えたりするが、それも1戦闘に2名という限りなく少ない枠であるため、自分の腕に自信のある強者以外は恩恵を受けることが難しい。これではマルチに参加する大多数のワンパンを止めることは無理だ。
つまり現状では、ワンパンを止めるどころか減らすこともままならないのである。
ここまで長々と書いたが、結局はワンパンをするかしないかは騎空士たち個人個人の勝手であり、ゲームのシステム上こうなるのは仕方がないため、運営がなんとかしろと思うばかりである。実際、運営もこれにはいろいろと考えることがあったのか、対策はすると発表している。それが早急に行われることを騎空士一個人として強く願っている。
半額:半分
騎空士:ユーザー
赤箱:通常の箱よりもレアが入っている確率が高い箱